海宝堂２〜魔女の館〜

「私達、伝説の武器を探してるでしょ？それに３つも所持してる。
でも、なんで、どうやって、これらが作られたのか、何故、伝説なんてのが頭に付いてるのか、全く知らないのよね」

「俺達が伝説の武器の存在を知ったのは、ある人が使っているのを目の前で見たからだが…その人は、そういうことは教えてくれなかったしな。」

ニーナの言葉にガルが続け、またニーナに返す。

「そ。それでもいいかって今までは思ってたんだけど、今回の事でね…。」

「今回ってあの『魅音』って言う笛のこと？」

「うん、まあ、伝説の武器と呼ばれるものに、笛があったってのも驚いたけど、ほら、あれって魔女の館にあったでしょ？あの魔女はいつあの笛を手にいれたのかしら？
確かあの時、『あの姫にもそうしたように、笛に自分の声と記憶を封じ込めた』って言ったわ。
ということは、人魚姫のあの時代にすでに、『魅音』は存在していたことになる。」