紫御殿†Purple heart
「これから
どこか、静かなところに
行こうよ」
馴れ馴れしく耳元で話す彼の声
厭らしい目つきで私を見つめる
その友達。
私はぞっとして、彼の腕を
払いのけて、その場を離れ
二人から距離を取った。
彼は一歩ずつ、私に近寄る。
「この間と、なんか違うね?
確かあの日は
君から誘った・・・
好きな奴でもできたの?」
彼は、下を向いて嫌がる
私の顔を覗き込み
ついさっき
浅緋が触れた手に触れる。
私を、逃がさないように
その手は、強く、強く握る。
どこか、静かなところに
行こうよ」
馴れ馴れしく耳元で話す彼の声
厭らしい目つきで私を見つめる
その友達。
私はぞっとして、彼の腕を
払いのけて、その場を離れ
二人から距離を取った。
彼は一歩ずつ、私に近寄る。
「この間と、なんか違うね?
確かあの日は
君から誘った・・・
好きな奴でもできたの?」
彼は、下を向いて嫌がる
私の顔を覗き込み
ついさっき
浅緋が触れた手に触れる。
私を、逃がさないように
その手は、強く、強く握る。