紫御殿†Purple heart
その時、美術室のドアを叩く音
がした。
「はい」
「ハチヤ先生、いいですか?」
「ああ、ミオか、どうした?」
ミオ・・・・・・
どうして、彼女の事も
私と同じように名前で呼ぶの?
ねえ、どうしてなの?
『私、ハチヤ先生の事が
好きなの
彼を絶対、私に振り向かせて
見せるわ』
彼女は、姉と同じように
甘えた声で浅緋に話しかける。
ここに居る、私の存在など
無視するように。
『お前が手に入るなら
全てを捨てても構わない』
その言葉を、嬉しいと思うのは
何故・・・
がした。
「はい」
「ハチヤ先生、いいですか?」
「ああ、ミオか、どうした?」
ミオ・・・・・・
どうして、彼女の事も
私と同じように名前で呼ぶの?
ねえ、どうしてなの?
『私、ハチヤ先生の事が
好きなの
彼を絶対、私に振り向かせて
見せるわ』
彼女は、姉と同じように
甘えた声で浅緋に話しかける。
ここに居る、私の存在など
無視するように。
『お前が手に入るなら
全てを捨てても構わない』
その言葉を、嬉しいと思うのは
何故・・・