紫御殿†Purple heart
貴方が、彼女の事を名前で
呼ぶのは特別な事じゃない。
浅緋の手が、私の頬に触れる。
「触れられないって
言ったくせに・・・」
その手は、私の髪に触れ
後頭部に触れ、そっと
その胸に抱き寄せる。
呟く、浅緋の声
「レイ・・・
お前に触れたい」
駄目だよ、浅緋
触れちゃいけない
私に、触れないで・・・
見つめる、浅緋の瞳
貴方の唇が、私の唇に触れたか
触れないか・・・
予鈴の音が響く。
浅緋が、私から離れてしまう。
離れてほしくない・・・
離れないでほしい。
今度は私が、浅緋の頬に
手を翳す。
その手首に、貴方はキスをする
呼ぶのは特別な事じゃない。
浅緋の手が、私の頬に触れる。
「触れられないって
言ったくせに・・・」
その手は、私の髪に触れ
後頭部に触れ、そっと
その胸に抱き寄せる。
呟く、浅緋の声
「レイ・・・
お前に触れたい」
駄目だよ、浅緋
触れちゃいけない
私に、触れないで・・・
見つめる、浅緋の瞳
貴方の唇が、私の唇に触れたか
触れないか・・・
予鈴の音が響く。
浅緋が、私から離れてしまう。
離れてほしくない・・・
離れないでほしい。
今度は私が、浅緋の頬に
手を翳す。
その手首に、貴方はキスをする