紫御殿†Purple heart
貴方と一緒に、全てを捨てる

だから、お願い

アッちゃん

プルルルルル・プルル

「もしもし、アッちゃん・・」

「レイ、どうしたの?
 アサヒなら今・・・
 シャワー・・・浴びてるよ」

「・・・そう?
 何でも、無いの
 明日学校で、話すから・・」

私は、慌てて電話を切った。

そして
その場にしゃがみ込んで
両手で顔を覆った。

シャワーって、何?

こんな時間に・・・

関係ないか・・・

夫婦なんだもの

結婚記念日なんだもの。

愛し合ってるんだもの。

愛し合ってる・・・・・・
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