紫御殿†Purple heart
これで、良かったのかなぁ

彼の想いを何ひとつ
聞いてあげることが
できなかった・・・

本当の貴方を知って
あげられたのに。

ううん、例え
彼の胸の痞えを
知ってあげることが
できたとしても

私は、何もできない・・・

私は彼の手を取れない。

いずる・・・

ごめんねぇ

『三度目の恋・・・

 貴方が、私の中に

 大好きな女性の姿を

 見ていても

 それでもいいよ』

私は、本気で
そう思ってた・・・

だけど、結果は
無理だった。
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