紫御殿†Purple heart
「アッちゃん・・・
 お腹すいたぁ」

時計を見た浅緋は正午を
とっくに過ぎている事に
気が付く。

「おっ、もう
 こんな時間なのか?
 どうりで、腹が減る訳だ
 ごめん
 
 レイ、着替えて
 外に食べに行くか?」

「やったぁ
 すぐ、着替えるね
 
 あっ、そうだ
 次いでに買い物
 してもいい?

 晩御飯の食材
 買わなきゃ

 今日はねぇ~」

まだ新しい、料理本を
パラパラと捲る、私。

悪戦苦闘しながら
初めて作った手料理が
浅緋にとても好評だった事が
きっかけで、料理に目覚めて
しまった私・・・

浅緋の為に、料理を作って
あげる事が楽しくて仕方ない。

料理が、私の趣味になりつつ
ある。
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