紫御殿†Purple heart
「アッちゃんと一緒に
 ご飯食べた方が
 楽しいもん」

「これから、昼飯
 一緒に食べるから
 それでいいだろう?」

私は、上目遣いで
貴方を見つめる。

「アサヒと一緒に居たい」

貴方は、首を左右に振る。

「今日は、駄目だ・・・
 
 どうせ、明日は学校で
 お前の相手はできない」

「じゃあ、明日
 アサヒが学校に行った後
 家に帰るよ
 それで、いいでしょう?」

「駄目だ、嫁入り前の娘が
 しかも学生の分際で
 男の家に入り浸りなのは
 よくないだろう

 毎日毎晩、こうして
 一緒に居るのはおかしい」
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