紫御殿†Purple heart
「彼女、何か言ってた?」

「彼女って、ミオ・・・
 カモシタの事か?」

私は、頷いた。

「アイツ、お前だって
 気づいてた」

「やっぱり・・・」

「お前が、誰なのか
 答えるまで、アイツ等
 動きそうに、無かったから
 
 ここは、レイお前が
 嫌がるかもしれないが
 リコだって事にしといたよ
 
 そしたら、帰ってくれた
 ごめんな」

「・・・気にしなくていいよ」

言えないよね。

私が恋人だなんて・・・

言えないのでは無く

貴方は、私を守る為に

言わないだけ・・・

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