紫御殿†Purple heart
『あなたと、彼は
 もう、何の関係も無い
 もうじき、彼はあなたの事
 名字で呼ぶようになるわ』

『私の言ったとおりでしょう』

彼女の言ったとおりに・・・

『ハチヤ先生は必ず
 私に堕ちる』

浅緋と、結ばれた今

彼女の事が、とても気になる
私がいた・・・

あんなに、お腹が
空いていたのに
何だか食べたくない。

食欲が無い。

鴨下さんの声が

響く・・・

「レイ・・・
 レイ、着いたぞ」

家の前に、停車する
浅緋の車。

「えっ、あっ
 もう着いちゃったんだね
 早いね・・・・・・
 
 アッちゃん、上がって
 行かないよね?」
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