紫御殿†Purple heart
時よ止まれ
浅緋に逢えない夜は
一日一日と過ぎる・・・
高校最後の
体育祭も終わり。
今日の文化祭も
盛り上がっているのは
二年生。
私達、三年は進路に
向けて歩み出し
参加するもしないも自由。
一つずつ、行事は終わり
追い出されるようで
何だか虚しく、寂しい。
私は、推薦で、ほぼ
進路が決まっている七海と
二年C組茶菓子屋さんで
お団子を食べていた。
「みたらし団子に
限るね」
みたらし団子を一口食べて
抹茶を啜る私に、七海は言う。
「何をおっしゃいます
和菓子と言えば
桜餅でしょう?」
「それ、桜餅じゃないじゃん
柏餅だけど・・・」
「そうなの?」
「ピンクじゃないし・・・」
二人は笑い合う・・・
一日一日と過ぎる・・・
高校最後の
体育祭も終わり。
今日の文化祭も
盛り上がっているのは
二年生。
私達、三年は進路に
向けて歩み出し
参加するもしないも自由。
一つずつ、行事は終わり
追い出されるようで
何だか虚しく、寂しい。
私は、推薦で、ほぼ
進路が決まっている七海と
二年C組茶菓子屋さんで
お団子を食べていた。
「みたらし団子に
限るね」
みたらし団子を一口食べて
抹茶を啜る私に、七海は言う。
「何をおっしゃいます
和菓子と言えば
桜餅でしょう?」
「それ、桜餅じゃないじゃん
柏餅だけど・・・」
「そうなの?」
「ピンクじゃないし・・・」
二人は笑い合う・・・