紫御殿†Purple heart
学校では
蜂谷先生派と紫藤先生派に
分かれて、女生徒達は
キャーキャーと色めき立つ。

先生は、何が好きなんだろう

先生は、休みの日は何をして
いるんだろう・・・

好きな人の事を知りたい気持ち
は10歳の少女も17歳の乙女も
そう代わらない。

遅れて学校へ来た

浅緋の姿を見つけた。

浅緋は、休み時間を過ごす
私の教室へ来て

私の事を手招く。

誰もいないと思っていた
廊下の隅で二人だけで話す。
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