紫御殿†Purple heart
私は、ほんの少し、山岸先生
の事を羨ましく思うのだった。
彼女達は、面白くない顔を
していたが
貴方は、気にも留める事は無く
眼鏡をかけ、授業を始めるの
だった。
音楽史がどうの、こうの・・・
さっぱり、意味不明な授業
だけれど、いつもよりは
分かりやすくて楽しくもあった
楽しい・・・それもそのはず
教科書を朗読している、貴方の
眼鏡の奥、伏し目がちで
綺麗な瞳を
ずっと、見つめていられる時間
囁くように、呟くように
語りかけて微かに吐息がもれる
貴方の声を
ずっと、聞いていられる時間。
ずっと
貴方の声を聞いていたい。
の事を羨ましく思うのだった。
彼女達は、面白くない顔を
していたが
貴方は、気にも留める事は無く
眼鏡をかけ、授業を始めるの
だった。
音楽史がどうの、こうの・・・
さっぱり、意味不明な授業
だけれど、いつもよりは
分かりやすくて楽しくもあった
楽しい・・・それもそのはず
教科書を朗読している、貴方の
眼鏡の奥、伏し目がちで
綺麗な瞳を
ずっと、見つめていられる時間
囁くように、呟くように
語りかけて微かに吐息がもれる
貴方の声を
ずっと、聞いていられる時間。
ずっと
貴方の声を聞いていたい。