紫御殿†Purple heart
愛していない

二人の関係

今日の授業は全て終わり
生徒達は教室を出て行く。

「レイ、私たち
 トイレ行くけど、行く?」

「ううん、私はいいよ
 ここで待ってる」

七海達は、ぞろぞろとトイレへ
向かう。

私が、一人で帰る支度を整えて
いると、そこに転入生の
鴨下さんが話しかけてきた。

「ミウラさん、気分はどう?
 もう、大丈夫?」

「はい、ありがとう」

「良かったぁ」

そう言って、にっこりと微笑む
彼女は、とても可愛らしい。
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