パパは芸能人♪
「まぁね♪名前は?」
「崇子っていいます!」
「ふ〜ん…夏々、ミッキーに怒られるから行かなきゃ」
「これ、俺のアドレスと番号、いつでもかけてきてね♪じゃぁね〜♪」
やることが早い。
機嫌良く帰っていった。
「いいの?」
今さら
「いつも苛められてるお返しだ」
この話はこれで終わったと思ってたんだよ。
それから数日が経ったある日
「たっだいまぁ〜♪歌恋ちゃん」
「大変だよ五郎!大変だよ!!」
いつもは“お帰り五郎♪”ってきゃわいく出迎えてくれるのに…。
「なんだよ〜」
少し不貞腐れた。
「夏々さんがね恋煩いで仕事に行けないって引きこもりになっちゃって」
はっ!?
「誰に?」
「崇子にらしい」
マジ!?
「……」
黙って頷く歌恋は心配な様子
「明日…謝りに行ってくる」
「私も連れてって…」
次の日
「お〜い夏々〜!!」
ドアをおもいっきり叩く真夏さん。