パパは芸能人♪


苺ちゃんと先生は引いていた。



「あんまり遅いから何かあっ……何でお前らがいんだよ?」



機嫌がいっきに悪くなった。



「スーパーでばったり♪夕飯一緒にって誘ったの」



「歌恋はあんたのじゃないからね!!」



「お前のでもねぇし」



「はいはい、そこまでに。月山さん手伝います」



先生は至って冷静で、2人の間を割って入ってきた。


「お腹が減るとカルシウム不足でカリカリしやすくなりますから」



私から見たら先生が一番カリカリしてるよ。
妬きもちでね?




「それじゃぁサラダとお味噌汁お願いします」




てきぱきと料理をしていく先生を尻目に五郎と苺ちゃんを見たら仲良くゲームしてる。



「先生って苺ちゃんの為に何でもしちゃいます?」



「うん♪イチが出来ない事はする」



「そうですか」



「でも、俺が出来ない事はイチがやるけどね」



なんかお互いが必要な感じなんだね。




「羨ましい?」




日に日に大きくなってく自分の気持ちに自分が追い付かない。





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