パパは芸能人♪



「昔で言う側室だよな…性欲のはけ口の為だけに雇われた娼婦が居た」




お金持ちの考えることって…。





それにしてもさっきから




「笑ってる…」




口に出してしまって後悔。


いつもの無表情になってしまった。





「私…本当の辰之助さんを見てみたいわ」




「幻滅するだけだ…」




ベッドから出ようとした辰之助を今度は茉美が引きずり戻す。




「何をするんだ!!」



突然の事に驚きを隠せない辰之助




「貴方とはコレから死ぬまで生きて行かなきゃいけないの!!」




目を頭を反らされた。




両手で私の顔に合わせる




「貴方の事何でもいいから知り「チュッ」




軽い口付けから始まる。





キスだけ






話の途中なのに…。





初めてのキスだよ。





唇が離れ真剣な眼差しで辰之助が言った。




「好きだ」




複雑な気持ちだ





私の心境を感じ取ったのか




「君を自由にしてやる…婚約解消だ…」







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