パパは芸能人♪
スッゴイ美人さんに会っちゃったよ♪
「歌〜恋♪」
「苺ちゃん…」
「そんな顔しないの〜、台無しだよ?」
頭を撫でてくれた。
「教室に行こ?」
「うん…」
「具合悪い?」
「大丈夫だよ♪ただちょっと気になる事が多くて」
ハハハァと乾いた笑いがでるしまつ。
「聞くよ?歌恋溜め込むタイプだから心配」
そうなのかな?
「美術室、次空いてるから。紗輝も居るし?行こう?」
頷く。
「あのね…この間マンションに五郎のお兄さん夫妻が来たの」
「辰之助さんにつつかれたでしょ?タチ悪いんだよね〜」
「ソッチはなんとかなった?の……奥さんの方」
苺ちゃんの顔色が変わり核心した。
「やっぱり…」
「だから、過去は過去でしょ!?どうにもならないじゃん…歌恋のわからず屋」
怒って教室を出ていっちゃった。
「いち……ゴメン…割り切れないよ…」