パパは芸能人♪
30
10時を回った頃
「ただいま」
「お…帰り…なさい」
気まずい
「ご飯…食べた?」
「まだ」
「食べ…る?」
「うん…着替えてくる」
寝室に行ったのを見て緊張を少しほどいた。
「頂きます」
五郎の好きなものを作っといた。
「旨いな」
いつもいつも褒め言葉をくれていた。
「ありがとう」
「先に言っとく。俺は別れる気は無いから…歌恋が別の奴に気持ちがいったとしてもとりあえず取り戻す。どんな手を使ってもお前を離さない」
そんな歯が浮くような事を言える五郎
「黙っててゴメン……」
経緯を話した。