パパは芸能人♪
撮影が終わりどうしても謝りたいと思い紗輝と婚約者の元に。
「ですから何度来られても会わせる事は無理です。」
でも…。
「和奏(ワカナ)さん」
紗輝が女性の後ろに来た人を見て言った。
「廊下では難ですから」
「和奏お嬢様!?」
優しい日本美人って感じだった。
病室に入ってその姿は一変した。
「会社は何とかなったみたいですね?」
冷たい眼差しが私に向けられた。
咄嗟に紗輝の背中が表れ上を向く。
「わかってはくれないみたいですね?」
「貴方こそ…何ちゃんかしら?」
“ちゃん”…か。
「知ってるくせにワザトらしい」
クスクスと笑いだした和奏。
「苺ちゃん、私と2人でお話しましょ?」
修羅場が始まった。