パパは芸能人♪
「もしもし、…私ですが…はいっ、かしこまりました」
チラッとコチラに目を向けて電話を切った。
「遠矢様、申し訳ありませんでした、私が案内致します。君!荷物は私が運びます」
ドコに電話したらこう言う扱いになるのってほど良くしてくれた。
「コチラがお部屋になります」
「ありがとうございます」
笑顔でフロントボーイを見送り心臓が急速に脈打つ。
「イチ?」
「はいっっ!?」
初めてじゃないのに…何でこんなに緊張してんの?
「…チュッ」
触れるだけのキス
「イチの心臓壊れちゃいそうだね?」
聞こえてるの!?
「ドキドキし過ぎだよね…緊張しちゃって」
頭の上でクスクスっと笑われた。
「嬉しい♪ソレって僕でいっぱいいっぱいって事でしょう?」
優しく微笑まれ頬を撫でられた。
その仕草に更に加速する心臓壊れちゃうんじゃないかって思う。
「シャワーは?」
「……ぅん」
「じゃぁ一緒に入ろうか♪」
膝の後ろに手を入れて抱上げられた。