パパは芸能人♪

31−3・1



私の名前は水澤真夏



ちょっぴり変わった家庭で育った私のちょっぴり前からのお話。



「真夏ちゃん、光羅君が呼んでるよ〜」



部屋に呼びに来たのは双子の弟の夏々
遊び人でチャライ…同じ意味かも。
でも、それ位人生にはいい加減。
だけど、服飾(パパの仕事関係)に関してわ天性の持ち主かもしれない



″コンコンッ″



「はいっ?」



「真夏だよ」



私達の実父の光羅くん
父子家庭。
ママは私達を産んで他界してしまった。



「入っておいで♪」



今日は学校もパパの会社もお休み



「な〜に?」



「夏々が又、パリに帰るんだって…止められないものかな?」



ママの事を自分のせいだと思ってパリに家出した。



「私には無理かも…」



少なからず私も同じ穴のムジナだからだ。



「そっか…」



光羅くんにそんな顔をしてもらえる夏々を昔は羨ましくも思ったけどね。



「あっ、後ね〜真夏をお嫁さんにしたいって人が居るんだ…」



「へぇ〜…物好きだね」



私には夏々みたいに取り柄も愛想もないのに。








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