パパは芸能人♪


「あぁ〜…光羅さんじゃない。俺、人より家族ってやってないからチョットの事でも嬉しくなっちゃうんだよね…“おはよう”とか“行ってらっしゃい”とか…特に“行ってらっしゃい”何て……最後の言葉だったから尚更…」



又、赤くなった。



「ホラッ!!着きましたよ。若者は勉学に励みなさい」


ソッポ向いてしまった。





「私に“行ってらっしゃい”って言って?」



からかったつもりだったのに



「大人をからかったら代償は高いんだよ」



顎をクッとあげられ触れるだけのキス



「行ってらっしゃい真夏♪」



「////」



その時″ガチャッ″



「皆が視てるぜあんたらの事」



冴子と和央がニヤニヤして立っていた。



「カズッ…!?」



その後ろには



「夏々!?」



「忘れ物したから…誰ソイツ?」



又!!



「クスクスッ♪小さい時に指差しちゃいけないって習わなかったの?」



「海外ニ居タモンデ日本のシキタリワカリマセン」



挑発的な夏々をあしらうかのように零が車から降りてきて





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