パパは芸能人♪
「暇そうだから夏々君付き合ってくれますか?」
フランス語で話し出した。
「へぇ、中々だね」
「お褒めに預かり光栄です」
「真夏、冴子と和央と学校行け」
英語は出来るけどフランス語は断念した。
「真夏、日取りはメールするから空けといて下さいね」
「うん……夏々、私の学校終わるまで居てね?」
「うん♪」
校門を潜った。
「さてっ、あんたが上月零だよね?」
「知ってるんだ?」
「真夏はあげないよ?」
「シスコン」
「ロリコン」
「人を愛するのに年月なんて関係無いけど?」
「それでも真夏はあげない」
「それは血族の問題?」
「!知ってるんだ?」
「光羅さんにね」
「親父も賛成してんのかよ?」
「寂しいって言ってた。娘も息子も知らない間に成長しちゃってって…光羅さんって心読み出来るのかな?真夏の事も夏々君の事もわかってた。わかってて悩ませてて、でも手は差し伸べてやらなくて、その解決方法が見つかった時どうするのかな?」