パパは芸能人♪



「コーヒー5個ブラック3、ミルク砂糖有り2「ブラックもう1つ追加で」



……。



「いきな事してくれてんじゃん真夏?」



「幽霊でも見たような間抜け面だね?」



「突然すぎて言葉もでない?」



「……なんとか言えよ。俺、頼りないかもしんねえよ?真夏の気持ちも理解する努力はするつもりで居たのに…」



「俺じゃダメ?あの須藤って奴の方が良い?」



「どっちかに決めて?アイツ選ぶなら俺もぅ真夏の前に現れない」



「お待たせ致しましたコーヒー6つです♪3000円になります」



女の店員が色目を遣って零を見てる。
3年経ってもインテリ系イケメンで更に磨きがかかっていた。



「だんまりが応えなんだね…」



分かったと言わんばかりの零
スマートに会計を済ませコーヒーを1つ抜き出入口に向かって行こうとした



「待って!!」



店内に響き渡る声、でも零は停まってはくれない。



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