パパは芸能人♪



そこまでしか記憶がなく起きたらベッドの上だった。


服もパジャマでおでこにはヒエピタが貼ってあった。


″ピルピルピルピル″


ケータイを持たされた私。パパと苺ちゃんしか登録されてないのにも関わらずちゃっかりアイツの名前が表示されていた。



「……」


鳴り続けるケータイの通話ボタンを押した。


「コールは3回までに出る。これ常識」



はっ?



「大丈夫か?」



「まぁ」



「全部俺のせいで良いから。ユックリ休め。顔にゲロ吐かれた事もチャラにしてやる」



何だって?
ゲロ?吐く?誰が?


「まさか覚えてねぇとか言わせねぇよ」



読まれた!?




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