パパは芸能人♪
イラつきと妬きもち
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「きゃぁぁあ♪」
イラッ
「カッコいい♪」
イライラッ
「先輩、又デートして下さい♪」
・・・。
「……何でココに居るんですか?崇先輩?」
今は昼休み。
苺ちゃんとお弁当食べてたら廊下から奇声が沸き起こり、その奇声と共に五郎が来た。
「はぁぁ〜」
「どうしたの〜?」
「歌恋♪苺、屋上来い。2人に告りたいって奴が何人か居るんだよ一気に片付けろ」
非常識そのもの。
「なんで命令?」
「断らねぇの?」
一瞬眉がピクッと動いたが見間違いか?
「そもそも本人に呼ばれてないのに何で行かなきゃなんないの?」
苺ちゃんと同意見だ。
「確かに。でも、出来れば振って来て欲しい」
「自分勝手な奴だね」
「自分勝手で結構♪不安要素は取り除くに限る!!」
2人の会話に入れない。
「仕方ない。歌恋行くよ!」
行くの?
苺ちゃんに手を引かれて屋上に