パパは芸能人♪
米倉聖人はクスクスッと笑う。
「そんな警戒しないで?俺、将来芸能記者になりたいんだ♪」
肯定したらまずいじゃない。
コイツアブナイ。
「ってか、キスする仲なんだから恋人だよね?」
「違う…かもよ?」
落ち着け私。
冷静に冷静に!
「最近、兎部先輩って女の噂が無かったから本命一本にしたって?」
「さぁ?」
「いいネタだよね♪高く売れ「ソコまでにしてくれない?」
あっ…。
「俺の彼女泣かしたら一般人でも容赦しないけど?」
なんで…仕事じゃ…。
「歌恋、車待たして有るから行くぞ」
泣きそうな私を引っ張り学校を後にした。
車を開けると
「かれ〜ん♪お帰り〜。学校は楽しかった?」
パパだ…。
久しぶりに会ったな。
「どうした!?」
何が?
真剣な顔をしてるパパ。
「楓、話が有るんだ」
真面目な声の五郎に頬をなぞられた。
私、泣いてたの?