パパは芸能人♪
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「楓さん?」
現実に引き戻された。
「ゴメンゴメン、ちょっと考え事してた…」
「……楓さん、無理しないで…私なら大丈夫だし、楓さんの体が心配だよ」
「平気だよ♪俺が不甲斐ないばかりに歌恋に大変な思いさたんだし…」
「ってか倒れられたら生活出来ないの、売れるかどうかもわからない仕事しちゃって!!年考えな……って、何言ってるんだろう私…イテテテッ」
記憶が蘇ってきてるのか?
ソコに
「歌恋♪……楓」
珍しい客人だ
「晶さん」
俺の元妻にして歌恋の母親だ。
簡単には連絡(メール)をしておいた。
「元気そうね…アイドルなんかになって有名になっちゃって…」
「チャント歌恋に婿養子が出来るまでの生活面はしっかりしないとって…」
「貴方なら大丈夫よ…顔に似合わず頑張り屋だから。んで?歌恋の容態は?」
歌恋の頭を撫でて歌恋に聞いた。
「ゴメナサイ。」
「よそ見してたの?」
「違うんです」
「何で他人行儀?」
「歌恋に記憶が…無い」