パパは芸能人♪


「んじゃぁ、週末の二日間で引っ越しするか」



「うん♪」



「本当に歌恋はパパから離れて大丈夫なのか?」



メソメソしながら楓が子離れ出来てない様を見せる。


「いい切っ掛けになると思う。記憶にしても親子間にしても」



歌恋も強がっちゃって…。入院中も記憶すっ飛んでるのに脳に染み付いてんだなスッゲエ仲良かった。
周りには恋人に見られていた位。



「歌恋〜…」



しつこい



「楓!しつこい」



「何だと?」



ヤベッ!!



「崇はいつまで居るんだ?親子水入らずを邪魔すTRRR〜♪TRRR〜♪」



楓のケータイが鳴った。



「チッ!!ハイッハ〜イ。今戻るよ♪」



ん?



「ゴメンね。アレがないと声出ないんだ。直ぐ戻る。うん」



「か「パパ!!」



「お…怒るなよ〜歌恋。忘れ物は本当なんだから…」


「いい大人が忘れ物って…はぁぁぁ〜私が居なくて大丈夫?」



「……無理だと思う…」



えっ!?
同棲生活無くなりそうな雰囲気?








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