恋心

そして私たちは
こうくんの教室の前まで来た。


「あっ、あのー、
  公輝先輩いますか?」


「あー、いるよ。

 こうきー!!!呼んでるー」


私は、こうくんの方を見た。


「っ!!」


女の子と仲良く喋っている…

まさか…。


「っよ!!なつか、ど-した?」


「あっ、うん。
 お母さんに今朝、
 こうくんに届けてって
 言われたものが
 あったから持ってきた」


「そっか、サンキュw」


「ねぇ、さっき一緒に
 いた子、だ・れ?」


「あっ、あれね。
 俺の彼女!!可愛いだろ?」


「うっ、うん。
 こうくん、彼女いたんだー」


「おう!!」


「そっか、じゃあね!!」


「おう、ありがとな!」


私は教室を出て、
走って屋上へ向かった。

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