恋心

私は、1人で
ボーっと空を眺めていた。


「…か、なつかー」


「あっ、こうくん」


「お前、何かあった?」


「えっ??
 別に何もないよ」


「そっか。なら良かった
 なんか、いつもと違って
 ボーっとしてたから」


「大丈夫」


私は、こうくんにそう言った。


大丈夫。大丈夫だから

これ以上私に優しくしないで…


「じゃー、そろそろ休憩終わるから
 みんなのとこ行くわ」


こうくんはみんなのとこへと
戻っていった。


「ハァー、やっぱり
 ボーっとしちゃうな」


こうくんの顔もまともに
見ることできなかったし…



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