恋にキスを
2
初めての出会い―大貴
2月―
一面に広がる雪景色。
その中を、笑顔で走る一人の女の子。
「おいで。」
手を差し延べると、彼女は笑顔で俺に抱き着いた。
そして、俺は彼女に口づけをした―…
いつか、夢見たそんな出会い。
突然出会った二人が、キスなんてするわけないだろうけど。
実はロマンチストだったりする俺は、一生に一度くらいそんなことをしてみたいなんて思う。
「もうすぐか…。」
カレンダーを見て、自然と笑みがこぼれた。
2月14日、バレンタインデー。
その日は、春子とディズニーランドに行く約束をしている。
プルルル―、プルルル―、
今日もまた、春子と電話をする。
『…はい!?もしもーしっ。』
急ぎ気味で出た春子。
でも、それを感じさせないようにと笑顔で話す。
そんな様子が、電話だけでも伝わってくる。
「大貴、もーすぐ会えるね!」
春子も心待ちにしているのか、電話の度に言う。
またその言葉に、笑みがこぼれた。
「俺も、楽しみだよ。」
*+
一面に広がる雪景色。
その中を、笑顔で走る一人の女の子。
「おいで。」
手を差し延べると、彼女は笑顔で俺に抱き着いた。
そして、俺は彼女に口づけをした―…
いつか、夢見たそんな出会い。
突然出会った二人が、キスなんてするわけないだろうけど。
実はロマンチストだったりする俺は、一生に一度くらいそんなことをしてみたいなんて思う。
「もうすぐか…。」
カレンダーを見て、自然と笑みがこぼれた。
2月14日、バレンタインデー。
その日は、春子とディズニーランドに行く約束をしている。
プルルル―、プルルル―、
今日もまた、春子と電話をする。
『…はい!?もしもーしっ。』
急ぎ気味で出た春子。
でも、それを感じさせないようにと笑顔で話す。
そんな様子が、電話だけでも伝わってくる。
「大貴、もーすぐ会えるね!」
春子も心待ちにしているのか、電話の度に言う。
またその言葉に、笑みがこぼれた。
「俺も、楽しみだよ。」
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