恋にキスを
あいつを考えながら眠って、

アイツの夢で目覚める。



いつから好きとかなくて、一番初めにメールがきたときから、いい子って想ってた。



明るい性格と、かわいい顔。


友達になってそんなにたたないうちに、気づいたら頭には、春子しかいなかった。



それまで気になっていた、クラスの女の子なんて、ただのクラスメートになってた。




そのころの春子は、まだ中学一年生だったのに。


高校2年の俺から見て、春子は魅力的な女だった。





『俺、あいつがいなくなったらどうなんのかな…』



まくらをぎゅーっと抱きしめて、俺はそっと呟く。


いなくなったら…



『あーっ、考えたくねぇや。』




俺は携帯を閉じて、眠りについた。




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