ぽっちゃり彼女







『愛稀!?今どこに…』



「早く助けて!!!!!!早くきて雪斗!!!!!!!!!!」



『…今どこだ?』




「暗くてわかんないのっ…早くっ…早くきてっ健さんが…」



『健が!!??…落ち着け。周りに何がある…?』



手が震える
声も震える…




「……………あっ…あれは……パチン
















プーップーップーッ…









「誰に電話しとったん?愛稀」




「…雪斗よっ!!!!!!」




「最後に聞くで?俺のにならへん?」



「……………ぜっっったいならない!!!!」



「…ならしゃあないなあっ」

















ああ〜…


あたしヤラレちゃうのか…




襲われるなんて、
人生で一回もないだろうなと思ってたのに…


むしろあたしが
襲いそうな勢いって
前に千夏に言われた気が
する〜………………







雪斗、ごめんね?



別れてね??






汚いあたしなんかと
綺麗な雪斗は
不釣り合いだからね…












涙が流れた瞬間……………………………………………………………












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