風紀委員長ミーシャの事件簿
私の所属する高等部魔法科3年になっても、まだ火球魔法以上の強力な攻撃魔法は教えてもらえない。
教わるのは、そういった攻撃魔法から身を守る為の技術。
結界や障壁、捕縛や初級封印といった防御の魔法だ。
天空宮学園では、あくまで身を守る為の技術として魔法を教えている。
ようやく実戦的な攻撃魔法を教わるのは、大学部になってかららしい。
それでも中には背伸びして攻撃魔法を使いたがり、大学部の資料室に忍び込んで攻撃魔法の魔術書を盗み見たりする生徒もいる。
そういった生徒達も、風紀委員の取り締まり対象である。
確かに強力な攻撃魔法は見栄えが良くてカッコいい。
使いたくなる気持ちも分からなくはないのだけれど…。
そんな事を考えているうちに。
「委員長、先生来たよ」
隣の席の女生徒に言われる。
委員長とは、私が風紀委員長を務めている為のあだ名だ。
「やめて下さい、その呼び方!」
私は軽く膨れっ面を見せた。
教わるのは、そういった攻撃魔法から身を守る為の技術。
結界や障壁、捕縛や初級封印といった防御の魔法だ。
天空宮学園では、あくまで身を守る為の技術として魔法を教えている。
ようやく実戦的な攻撃魔法を教わるのは、大学部になってかららしい。
それでも中には背伸びして攻撃魔法を使いたがり、大学部の資料室に忍び込んで攻撃魔法の魔術書を盗み見たりする生徒もいる。
そういった生徒達も、風紀委員の取り締まり対象である。
確かに強力な攻撃魔法は見栄えが良くてカッコいい。
使いたくなる気持ちも分からなくはないのだけれど…。
そんな事を考えているうちに。
「委員長、先生来たよ」
隣の席の女生徒に言われる。
委員長とは、私が風紀委員長を務めている為のあだ名だ。
「やめて下さい、その呼び方!」
私は軽く膨れっ面を見せた。