風紀委員長ミーシャの事件簿
「ミーシャ、君は一つ隠し事をしていないかい?」

「隠し事?」

言われて記憶の糸を辿るが、何の事だが思い当たらない。

何より、ラインハルトさんに隠し事をするような事はしない。

私は風紀委員として、真摯に今回の事件を解決するべく職務に…。

そこまで巡らせていた思考を断ち切られるように。

「あ…」



私は、ラインハルトさんの大きな胸に抱きしめられた。


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