番外編『深紅の花に姫君』
でもたまに思う

あたしでない
他の誰かと
愛しあっていたら…



そのほうが幸せだった
かもしれない





「それはないな」




それはないんだ
なーんだよかっ………





…………




…………




………?






「レイン!?」



あたしは驚いて
振り返った





そこには優しく笑う
レインがいた









< 7 / 35 >

この作品をシェア

pagetop