守ってあげたい
アヤカさんの彼の遼さんの車で家まで送ってもらう。
遼さんはアヤカさんの大学の先輩だったそうで、今はサラリーマンをしているらしい。
「すみません。おごちそうになった上に 送ってもらって…」
前の座席の二人に言う。
『いいって。陸の彼女ならいつでも送るよ』
笑って言う遼さん
“彼女”その言葉に恥ずかしくなって、隣に座っている陸を見る。
笑ってあたしを見る。
ふいに頬にチュッとキスをされた。