守ってあげたい

―コンコン


保健室のドアをノックする音



ガラッ…


海斗が顔を見せる




一瞬 あたしの顔がこわばってしまったのを、陸は気づいたよね。



『ミク…話したいんだけど いい?』



言った後で陸にも視線を向ける



『ミクと二人にさせてくんないかな?』



海斗に言われて保健室から出ようとする陸




怖い… 昨日の海斗を思い出して胸が震える


『もう何もしねぇよ』


海斗は少し寂しそうな表情で言った。




< 142 / 322 >

この作品をシェア

pagetop