守ってあげたい

あたしの頭に手を乗せて、顔を覗きこむ。


『ごめん。本当に可愛く思ってさ。 オレ、1‐3の成瀬陸。彼女のいる男なんか辞めてオレとつき合え!』



「はぁ? つき合え?命令形ですか?」



『あ…ごめん。つき合って… くだ…さい』

赤い顔をして言う陸。


可愛い だけど…。


「嫌っ!」


速攻で言うあたし。




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