守ってあげたい

そんな風に思いながら
廊下に立っていると、後ろからポンと肩を叩かれた。





振り向くと優があたしに笑いかけていた




『どうした? 話してみ?』




あたしの顔を覗きこんで微笑む優の顔を見ると、涙がぶあって出た。




「う~…ゆう~!! えっく…」



優の制服の袖をギュッと握って泣き出すあたし





『ミクっ…大丈夫? とりあえず…屋上に行こっか!』





頷いて、優に抱えられるみたいに屋上に連れて行かれる








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