守ってあげたい

あたしは急いでエレベーターに乗る。




1階に着くと走って陸の元に行く




「りくっ!」



陸はあたしに気がついてちょっと笑った




『良かった 来ないかと思った』





手を伸ばし、あたしの体をふわっと抱きしめる




陸の頬も手も冷たい



『今日はここで野宿かと思った』




じわっ…。



なんだか泣きそうになる。








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