守ってあげたい
それから 数ヶ月後
彼女の一周忌の日
カトリックも一周忌っていうのかな?
彼女の両親に会いに言ったケイタ先輩。
あたしは一緒に行かなかった。
彼女と二人で、話させてあげたいっていう気持ちもあったのだけど
彼女の死の寂しさからまだ立ち直れていないケイタ先輩を見るのがつらかった
『ミクちゃんとだったら、彼女の事を忘れる事ができる…』
そう 言ったよね?
あたしはケイタ先輩の支えに少しでもなっているのかな
あたしは久しぶりに優と会う
いつものカフェで待ち合わせしている
『ミク~』
カフェのドアを抜けると、優が手を振る
「久しぶりだねー」
一瞬で高校時代に引き戻される
「潤くんとも相変わらずなの?」
『うん まーね』
久しぶりに色々な話をして楽しく過ごした。