守ってあげたい

「わかんないじゃん 恋って…。どうなるかわかんないから楽しかったり、苦しかったりするんじゃないかな」


上手く言えないけど
海斗の事は諦めたくないよ…。




『…じゃあミクは彼女を傷つけてでもそいつと付き合いたいんだ?』



陸 わかっているよ。
あたしがしようとしている事は、あかりさんを傷つけるっていう事


だけどね?




「誰も傷つけなくてできる恋愛なんてないよ…」


たとえ誰かを傷つけても…。


自分自信が傷ついたとしても


それでもあたしは海斗と付き合いたい。





その頃は、今 目の前にいるこの人が、とても愛しくて 大切な存在になるなんて…




まだ 知らなかった



15歳のあたし





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