守ってあげたい

「海斗 勉強できないよ!」


海斗の部屋で教科書を広げて問題に取りかかるあたし



海斗はあたしの向かい合わせ…では なくって後ろからあたしを抱きしめてるし



「海斗 始めよう」


『何を?』


チュッ。



キスをされ、手に持っていたシャーペンを取り上げられる。





耳たぶにキスされ…



首筋にキス



海斗の甘いキスに何も考えられなくなりそう。



「…ん 海斗 」


もう一度長いキスをされ、海斗の手が制服の上からあたしの胸に……。






『兄ちゃ~ん』


ガチャッ


急にドアが開き、慌てて起き上がり、急いで乱れた服を正す。


『な…何だよ! 勇斗ノックぐらいしろよ』

慌てて言う海斗






< 52 / 322 >

この作品をシェア

pagetop