守ってあげたい
――――――――――――…
海斗の家に行った帰り道。



駅まで送ってくれる海斗と手を繋いで歩く。


「期末試験が終わったら 夏休みだね?」




海斗と過ごす夏休みがもうすぐ来る。



『いっぱい一緒にいような…。』


海斗が優しく笑う。



「うん。 花火大会に行きたいし、海にも行きたいし…。」





いっぱい海斗と思い出を作りたい。






空には満天の星が見える。





海斗と…。




ずっと 一緒にいれますように……。



内緒で星に祈る。






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