守ってあげたい

電話に出ようとしたあたし



『出るなよっ…』


陸はあたしの手を握る




『ミクー。居たぁ』


優の声に振り返ると潤くんと海斗も居る。




陸の手が離れる




海斗は不機嫌そうに陸を睨む。


海斗に手を引っ張られて背中の方にいかされた。



『オレの彼女に何してんの?』


陸も海斗を睨む。


「あ、陸はあたしが一人だったから一緒に居てくれたの」


海斗に言うけど黙っている



険悪なムードに居心地が悪そうな潤くんと優



『オレ…。ミクが好きだから…。お前からぜって~奪うから』


げっ。陸 負けず嫌いなのね。



『ミクは渡さない。絶対もう近付くんじゃねぇ』



海斗も恐い…。



『イヤだし!近付くし』



うわぁ。陸ヤバイって…。




< 70 / 322 >

この作品をシェア

pagetop