守ってあげたい
陸と犬ミクがあたしの部屋を見上げていた。
「何でいるの?」
びっくり!!
『降りてこれる?』
急いでエレベーターを降りて陸の所に行く
『ミクシーがミクに会いたがってさ』
「嘘つき 陸が会いたがったくせに」
ちょっと大きくなったミクシー
あたしは抱っこして言う。
「自転車できたの?」
『おう これ。陸スペシャル3号』
自転車を摩りながら
陸は得意気に言う。
「1号は?」
『オレが小学生の時の愛車』
『ミク 公園に行こう
こいつ離してやりたいし…』
陸はチャリの後ろにWミクを乗せて、
頑張ってペダルをこぐ。
陸の背中にしがみつくと、陸の香水の
香りがした。