守ってあげたい
『ミク 真剣に聞いてるんだよ』
優は怒ったように言う
あたしは…
どっちを助ける?
もちろん海斗だよね。
でも…。
考えこんだあたしを見て 優はため息をついた。
『多分ミクは両方を助けようとして
一緒に溺れちゃうよね』
優は諭すように言う。
『でも ミクは今 海斗の彼女なんだよ
それはミクが決めた事だから。
あたしはミクの友達だけど、海斗の友達でもあるの
だから…。もう成瀬と関わらないで!』